現場状況
北海道の修理実績です。お客様から承諾をいただき現場の施工状況をご紹介します。
【不具合箇所】 台所・キッチン
【作業前の様子】 自力で解決することができない蛇口の修理をお願いしたい。
作業状況
お客様から蛇口の調子が悪く自力でなんとか解決をしたいとのことで電話相談がありました。お話をお聞きしたところ13年使っている台所の蛇口から水が漏れてきているとのことでパッキンが悪いと思っているとのことでした。
お話を詳しく聞くと混合水栓でワンハンドタイプの蛇口をお使いになってるそうです。ホームセンターからケレップを購入してきて取り替えようと分解したけど同じような部品が取り付けられていなかったとの最初のご相談でした。ケレップは、手で回すタイプの部品だということをご説明させていただきました。ワンハンド混合水栓の場合には、カートリッジと言うパッキンと同等の部品なのですが大きさも形状も全く異なっていて多機能の役目を有しています。この部品を交換する必要がありお客様に製造メーカーの型番を調べて交換するようにお伝えをさせていただき電話を一度終了しました。
そして2回目の電話があり蛇口の修理をお願いしたいということで現場にお伺いすることになりました。そして蛇口の型番を調べてカートリッジを取りに帰り現場に再度訪問をして交換し水漏れがして来ないのかということを確認し問題なく解決さということで今回の水道修理は完了となりました。
一言で蛇口のパッキンが悪いと言ってもワンハンドタイプと2ハンドルタイプの蛇口では使われている部品が異なっていますし同メーカーのカートリッジでさえ型番によって形状が異なる部品ですので交換される際にはメーカーと型番を調べた上で適合したカートリッジを交換する必要が出てきますのでご注意が必要になっています。
寒冷地用蛇口とわ
寒冷地用蛇口とは、凍結に対する耐久性や凍結防止機能を備えた蛇口のことを指します。北海道や東北地方などの寒冷地では、冬季に水道管が凍結し、水漏れや破裂のトラブルが起こりやすくなります。そこで、寒冷地用蛇口は、本体に防凍機能が付いていたり、蛇口の部品が凍結に強い素材でできていたりするなど寒冷地環境に適した構造になっています。
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水抜き栓
水抜き栓は、水道管の凍結を防ぐために設置されるバルブで、水道管に残った水を放出することができます。水抜き栓は、水道管が露出している場所に設置され、通常は冬季に使用されます。水抜き栓を使用することで、水道管内の水を放出することができるため、水道管が凍結して破裂することを防止することができます。
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水抜きの重要性
水抜き栓は、水道管の水を抜くためのバルブです。水抜き栓を使って、水道管の中の空気を排出することで水道管内の水圧を下げ水漏れを予防することができます。特に寒冷地では、冬季に水道管が凍結することで、水漏れや破裂の原因となるため、水抜き栓を設置することが重要です。また、水道管内に異物や錆が溜まることを防ぐためにも定期的な水抜きが必要です。
寒冷地用水栓と通常水栓の相違点
寒冷地用水栓(寒冷地仕様の蛇口)と通常の水栓との相違点は、以下のようなものがあります。
・防凍性能: 寒冷地用水栓は、凍結による水道管や蛇口の破損を防ぐために設計されています。通常の水栓に比べて耐凍性が高く凍結防止機能を備えています。これにより寒冷地の厳しい冬の気候下でも水道管や蛇口が凍結せず、安全に使用することができます。
・施工方式: 寒冷地用水栓は通常の水栓とは異なる施工方式を採用しています。通常の水栓は屋内から水道管に接続される一方、寒冷地用水栓は地中に埋め込まれた水道管に直接接続されます。これにより、地下の地温を利用して凍結を防止する効果があります。
・保温材や断熱材の使用: 寒冷地用水栓には、保温材や断熱材が組み込まれている場合があります。これにより水道管や蛇口の周囲を保温し、凍結を防ぐ効果があります。
・操作性の工夫: 寒冷地用水栓は、寒冷地の低温環境でもスムーズな操作ができるように工夫されています。手袋をしている場合でも操作しやすい大きなハンドルやレバー、滑りにくいテクスチャーなどが特徴です。
これらの相違点により寒冷地用水栓は寒冷地の気候条件に適した設計となっており凍結による水道設備のトラブルを防止する役割を果たしています。寒冷地にお住まいの場合、寒冷地用水栓の導入を検討することがおすすめです。ただし、具体的な設計や仕様は地域や製品によって異なるため専門家のアドバイスを受けることが重要です。